「セグメント化」と「エンターテイメント性」で拡大するDS市場
投稿 鈴木秀則 : 08/03/18 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
ドロップシッピング市場が力強く成長をしています。当初予想されたようなアフィリエイト市場を塗り替えてしまうような急激な拡大ではありませんが、各プロバイダとも順調に売上を伸ばしているようです。
リアルも月ごとに増減はありますが、月間平均で10%に迫る伸び率となり、3月は前年同月比で400%増(5倍)もの成長となりそうです。
また、リアルは売上の増加とオペレーションの合理化によって1月実績でドロップシッピング事業単体で黒字化をすることができました。ドロップシッピング事業はシステム開発、オペレーション運営に多額に費用がかかる難しい事業ですが、予想よりも早く黒字化できたことは業界に対して大きなインパクトがあると思います。
ドロップシッピング市場に対して、僕自身プロバイダの運営者でありながら、慎重なコメントを繰り返してきましたが、2008年は市場が大きく伸びていく準備が整ったという手ごたえを感じています。
ドロップシッピング市場の成長を支えるポイントを3点挙げます。
(1)ショップのコンセプト化とセグメント化
リアルドロップシッピングでは、月間売上200万円前後となる上位店舗ではお互い主力となる商品がほとんど重複していません。お互い得意な商品分野を「選択」し、運営リソース、販促リソースを「集中」するという自然発生的な「棲み分け」ができています。また、「40代女性の○○のお店」や「自然素材のコスメのお店」などショップコンセプトの切り口や商品選びの切り口で明確なセグメント化が進みつつあります。
(2)運営時間の削減と販促時間の増加
リアルドロップシッピングの上位店舗へのヒアリングで、ショップの運営にかける時間は週末5-6時間、平日2-3時間だということでした。この時間はネットショップを運営していた僕からすると大変な驚きです。通常のネットショップでは、仕入、在庫、出荷のバックヤードの作業だけで、ほとんどの時間が費やされてしまいます。ドロップシッピングではバックヤードの作業時間は実質ゼロとなり、その分商品ページやメルマガ作り、集客や販促に時間を使うことができるのです。ドロップシッピングの仕組みの導入によって、ネットショップの運営が副業としても成立する環境に近づきつつあるのかもしれません。
(3)ショップ作りのエンターテイメント性
リアルドロップシッピングの上位店舗のページを見ると、コンテンツの品質の高さに驚かされます。ショップによっては、大手ショッピングモールの上位店舗と比べても遜色のないほどです。僕はドロップシッピングの成否はお店作りのエンターテイメント性によって決まると考えていました。「売れる」から楽しい、楽しいから「作りこむ」というポジティブフィードバックが繰り返されることによって強固なショップのブランドができていくのではないでしょうか。
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