「柱が見えるとき」

投稿 鈴木秀則 : 08/01/11 Comment(0)» Trackback(0)»

昨日、急きょ、新しい会社のプロジェクトにかかわる戦略を作ることになりました。

もともと、突然の仕事にもっとも強みを発揮するタイプだと思います。その仕事が専門外だとか、知識、経験があるかとかは、あまり気にしません。

以前の仕事は、もちろん、突然降ってくる仕事、自分が専門でない仕事がほとんどでした。でも、納期、品質に一定水準以上が求められます。これによってスクランブルな仕事には強いのかもしれません。

「急に振ってきた重要な仕事。十分な時間も、経験も、知識もない。でも、やらなきゃ!」

(1)このようなときには、まず仕事の「目標」の設定です。

仕事のマストな期限を確認し、その仕事にかけられる時間を見積もり、求められる品質の最大値、最小値を把握します。それによって、期限、成果、品質を設定したものがその仕事の「目標」になります。

(2)そして、その目標を実現するための具体的な「作業」を設定します。

仕事の目標を実現するためにはいくつかの「作業」を組み合わせて実行することが必要です。作業には、期限、品質のほか、担当者と成果物の定義が必要です。

注意しなければならないのは、その作業には必ず成果物が必要だということです。成果物とは、具体的には、作業の成果そのもの、あるいは、成果を示すドキュメントです。成果物の設定なしには必ずその作業の効果測定があいまりになり、多くの場合は作業がうまく完成しません。

(3)そして、作業の実行しながら、作業の進ちょくを「検証」します。

作業の期限、品質、担当者が設定され、成果物が具体的に設定されていれば、あとは、作業を実行しながら進ちょくをチェックするだけでOKです。作業の実行によって作業や目標の設定を変えていく柔軟性も求められます。

突然の仕事に直面して、(1)、(2)をすぐに、おそらく数分で設定できるスキルをリアルなどのベンチャー企業では高く評価しています。突然の仕事で、時間も、経験も、知識もない。このようなときにパニックにならないで、まず、仕事の要点を多くの情報、多くの選択肢からすくい上げます。仕事の全体性から必要なエッセンスを抽出するスキルです。

今回、新プロジェクトをまとめることで、僕がまずやったのは、3時間という期限を設定して、ウェブ、書籍などから集められるだけの情報を集めました。そして、その中で取り組む作業の柱を見つけるのです。自分が「見つける」というより、自然と「見える」という方が正確かもしれません。多くの情報から仕事における重要な情報を拾い上げ、加工し、完成させる。これには、仕事の全体性と作業の部分性を同じ視野に入れて「演算」できる統合力です。

そして、その「柱が見えて」しまえば、あとは、作業の納期と品質、担当者と成果物を定義。実行を検証しくだけです。

難しい仕事を実現するには、このような仕事の「プロセス」と困難な仕事に進んで取り組む「スピリット」の両方が必要なのかもしれません。

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